心理的背景
うまくいかないメカニズム!自己都合の解釈は、悪循環のはじまり。

うまくいかないメカニズム!自己都合の解釈は、悪循環のはじまり。

Suzuatsu
Suzuatsu

いつも嫌なことに悩まされる
「うまくいかないなぁ」な背景には、自分の思考癖が関係しています

自分をいかせない悪循環な思考癖は、いくつかあります。今回は、自分に都合の良い解釈を無自覚に起こしている現象と望ましくない行動を強化して望まない状態になっていくメカニズムを説明していきます。

認知的不協和理論(cognitive dissonance theory)(Festinger1957)

自分が考えていること、感じていること、思っていることと実際の行動が違うという意識をもつと不協和音を聞くかのような不快感を覚える。この不快感を解消させるために無自覚に本心とは、違う行動を正当化する解釈が芽生える(Losch & Cacioppo1990)

本心と異なる行動をとってしまい、なおかつ自分の行動理由に納得できなかった際に、本心そのものの解釈を変更して自分を納得させてしまうという行動の正当化を例証したのがフェスティンガーの実験(Festinger & Carlsmith1959)

狐が己が取れなかった後に、狙っていた葡萄を酸っぱくて美味しくないモノに決まっていると自己正当化した物語(イソップ童話「酸っぱい葡萄」)

都合の良い解釈は、悪循環のはじまり

上記の引用に書いてある「認知的不協和」
何だか小難しい言葉ですが、日々私たちの生活でも意識していないと「うっかり」起こしてしまっている要注意な思考癖です。

先日、いつも会社や上司の愚痴を言っている先輩に久しぶりにお会いしました。会社を変わられたというので、さぞや良い話が聞けるだろうと思っていたら…。以前の会社の時とまったく同じ「会社が〇〇だから」「上司が〇〇だから」ダメな会社、出来ていない上司バッシングのオンパレードでした。

ご本人は、いつもこんなあかん会社にばかり当たる不運を嘆いていました。
話を伺っていると矛盾があるんですね。

先輩
「友人が忙しいから手伝ってくれというから転職したのにまともな仕事が全然ない」
「若い子や、入ったばかりの人が何をすればいいのか分からず、結果何もしない。」

という現状の話をした後に、先輩は、解決策の話をえんえんとするんですね。そして、自分は、もっと活躍したいんだと…。

なので、私は「今、先輩がおっしゃった方法を自分で行動してみてはいかがですか?」と問いかけると今度は、出来ない話のオンパレードです。

「活躍したい」と話しながら
「行動しない」矛盾

「やり方がわかっている」と話しながら
「行動しない」矛盾

この無意識のうちに「行動できるのにやらない」「行動しない」を選択している矛盾を埋めるためには、「活躍させてもらえない」環境をつくりだすしかなく結果、ダメな環境という認識を強化していく流れです。

「あ!やってみよう」と思ったけど「行動しない」と思ったことと現実に不一致がうまれます。脳は、この不一致をうめるために自動的に自分に都合の良い解釈をつくっていきます。

逆にチョット頑張って「行動する」と行動した自分に対しての信頼が高まり自信につながります。

都合の良い解釈が現れる3つの行動要因

無自覚に起きてしまうとしたら、どう気付けばいいの?という問いにお応えして、都合の良い解釈が出やすい3つの行動要因を説明していきましょう。

① 態度と行動の不一致
② 行動の公然性
③ 行動への投資量

① 考えたこと、感じたこと、思ったことと行動の不一致
実際にとった行動が考えていたことと食い違っているほど正当化する必要性が高まります。

事例としてよく出てくるのが喫煙
「喫煙は、カラダに悪い」という認識
「喫煙してしまう」行動矛盾
⇒「すべての人が病気になるわけではない」と認識を変えて喫煙を継続してしまう

マネジメントでもでてくる事例としては、部下に仕事を任せられないパターン
「部下に仕事を任せなければならない」という認識
「実際は、任せられない」行動矛盾
⇒「部下も忙しいから今は、任せられない」「この仕事は、自分がやった方がいい」と仕事を抱え込みさらに自分の首を絞めてしまう

② 行動の公然性
行動したことが公の事実として多くの人に知られているほど、これを否定することが難しくなるので態度のつじつまを合わせる必要が生じてきます。

コミットメント効果
とも言われますが、人から強要されたり、別の動機認識があると、心にもないことを公言したという自分の意識がある場合は公言したことを正当化できるので、本心を変化させる必要がなくなります。(結果公言したことが果たされない状態になります。)

③ 行動への投資量
行動したことが辛く大変だった、苦労が伴った場合ほど、正当化する態度が強固になります。せっかく手に入れた選択肢だからよいものに違いないと思いこむことで、苦労の「つけ」を自分に対して祓う心理過程が働きます。

たくさんの投資をしたのに、結果がでない。例えば事業の撤退場面でもこの都合の良い解釈が生まれやすく機会を逃してしまうことが起きます。

今日のポイント

1 自分の考えていること、感じていること、思っていることを普段から言語化して認識をたかめよう!(自動思考に気づきましょう)

2 自分に素直に正直に!行動をおこしましょう!

3 自分をいかせる方向にチョット頑張ってすすみましょう!





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