心理的背景
固有の認知地図と脳の発達

固有の認知地図と脳の発達

私たちは「固有の認知地図の中で生きている。」
この一文を読んでふむふむと理解することは、カンタン。

でも実際の他者との関わりでは、忘れがちなフレーズですね。
あるいは、一人ひとり固有の認知地図があることすら知らないという人もいるかもしれません。
それでも、技術や科学の分野は、進んでいて昨今では、人の様々な行動場面でどのように脳が動いているのかが解明されてきています。

自己と他者の認識においても、自分の身体活動が伴う動きでは、左の頭頂葉が反応し、他者の動きへの反応は、右の頭頂葉に起こる実験結果がでています。

このくだりを読んで「へー」「ふむふむ」と結果の参照だけではなく、心理学の側面と照らして考えてみました。他者への関わり方で、脳の発達にまで影響を与えているとしたら?

考察したのは、行動の動機。

心理学領域では、行動きっかけを基準と誘因の2つの視点と外的か内的という単純な捉え方で、サクッと説明しています。
外的というのは、所属する属性の正しさに依存する基準。国や会社、地域のルール、あるいは、他者という場合もあるかもしれません。そういった自分以外の属性のルールを基準として行動する。have to~しなければならない。義務や必要性、脅しや取引、競争で動くのも外的を判断基準や誘因とした行動動機と捉えらえます。
もう一つの内的というのは、情動感覚。内面にわきあがる感情を基準に行動することを言います。want to やりたいと自ら思い行動すること。

親子関係での子どもの立場からみると外的基準で外圧で行動しているケースは、多々みられます。企業内でも同じ傾向で行動しているケースは、多いですよね。

外的か内的か。日々の行動で反応している脳機能の部位が違うとしたら。人によっては、偏った発達をしているかもしれません。

実際、外的基準の行動が多い人ほど、感情が抑制されすぎて何をしたいのかがわからなくなってきています。

脳のどこに働きかけているのか?
どの機能を強化しているのか?

そんなことをイメージしたら働きかけの範囲がギュギュンと変わりそうですよね。

外的基準を押しつけて、外圧によって相手に関わり続けたら?
脳の機能は、偏って発達していく…
偏った結果の弊害は、とても大きい。

ふと、体の筋肉の発達と似ているなとも思いました。
使わない筋肉は、衰えがち。
今からでも遅くないですよ。
バランスよく脳が鍛えらえるように、普段の思考と行動習慣をかえていきましょう。

認知神経科学。
かなり面白いのでおすすめです。

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