エッセイ
変わることを積極的に楽しむと

変わることを積極的に楽しむと

最近、自転車にのるようになった。
きっかけは、誕生日に自転車をもらったからだけど
(誕生日に自転車って子どものようだな)

運動機能に自信のない私が自転車??
それもスポーツタイプの長距離走るような本格的なマシンだ。
友人たちに話すと「え?自転車?大丈夫?」という反応が多かった。

私も内心、心配だった。
友人たちの反応も手伝ってかつてない緊張感にドキドキする
自転車なんて何十年ぶりだろう。
移動といえば東京に転居しての3年は、ほぼ電車かバス
金沢に住んでいるときもほぼ、車。

自転車は、子育て期の前半に登場していたような?
遥か昔の色あせた記憶の中に、チラリとワンシーンが出てくるくらいに遠い存在だ

3月の初旬は、まだコロナウイルス感染症の話題も中国やヨーロッパあたりのニュースだった。それが4月になると一気に身近なことになり自粛と三密対策のワードが頻繁に耳に入る

三密対策に自転車は、かなりベストチョイスだわ!と前向きな捉え方も手伝って移動は、もっぱら自転車になった。
乗り始めて驚いたのは、思いがけない場所に気軽にいけることだった。当たり前なことだけど、体験と実感が伴うとちいさな感動が胸にわきおこる。歩きだと面倒だなと感じる場所にもあっという間にたどり着く。(自分の体力とのかねあいもあるけど)

天気の良い日にしかのらないというのもあるだろう。
自転車で走るとさわやかな風を頬で感じる。
水辺を走ると水のにおいがする。
住宅街の中を流れる川のにおいと近所の運河のにおいは全然違う。
街の雰囲気も香りもそれぞれの場所で違う気がする。

ときには強い風が横から前から後ろからあらゆる角度でぶつかってくる。
色んな音も聞こえてくる
景色もくるくると様変わりしていく

ガタガタした路面でタイヤから伝わってくる振動にお尻が浮き上がる感覚。

のぼり坂では、ずいぶんとながいこと怠けていたモモの筋肉が総動員して色んな感覚で大変さを訴えてくる。
くだり坂では、スイスイと楽になって喜んでいると、ぐんぐんスピードが増してくる。すると何だか胸のあたりがスース―と心もとなく。不安と恐さが顔を出し、つい、左の指が動きブレーキをかけてしまう。
細いスペースは、左右にぶつかる感じがするのか?突入するまえからぐらぐらしてくる。こころの中でぐらついたら、カラダも合わせてふらついてくる。

だいぶしばらくぶりな体のあちこちの感覚が、自転車にのりはじめてからたたき起こされている。

動かしていなかったものが動き出している感じ。

たったひとつの移動手段が変わったことで、
非日常的な体験を楽しめている

最近は、往復30kmは、走れるようになった。
長い距離を走れるようになると体ももっと変わるんだろうな
行ける場所も増えるとまた、いろんな知らないことに出会えるんだろう

変わることも積極的に楽しめたら、いろんなことが変わってきている
変わることもまんざら悪いことではないよ。

今日も読んでくれてありがとう




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